見守りサービスとは、駅の改札でタッチしたことを通知するサービスです。
お子さまがJR東日本、都営交通、東京メトロのサービス対象駅改札の自動改札機をSuicaやPASMOで通過(タッチ)したときに、あらかじめ登録された保護者等に「通過時刻、利用駅・チャージ残額」をお知らせする見守りサービスです。
しかしながら、サービス利用には毎月500円が必要なこと、利用できる駅が限られていること、駅を起点とした通知しかないことが気になります。
ちまたには見守りサービス的なアプリや電子機器はありますが、クオリティは落ちても、月額無料で見守りサービスが使えたら良いと考えました。
iPhone のオートメーションアプリでも、ジオロケーション機能でメッセージ送付などができますが、下書きが用意されるのみで最終的に送信前の手動の確認が必要です。これでは面倒くさい。
そこで、スマートリモコンnature remoを用いて、簡便な見守りサービスを設定してみました。
見守りと言いつつも、夫婦や家族で帰宅時間を知らせる用途にも使えますよ。
「今から帰ります」「最寄り駅に着いたよ」などが家族へ自動通知されます
nature remoのご紹介
nature remoは、赤外線通信装置付きのWiFi端末です。IOT機器に分類されまして、これひとつで家電をスマホから操作できます。
私はこれまで5種類のスマートリモコンを試してきました。中でも一番信頼しているのがnature remoです。世代ごとに買い足していて、合計3台購入しました。
nature remo のオートメーションを使いこなす
nature remoには、オートメーションという機能があります。トリガーという条件をもとに、赤外線操作を行う機能です。例えば、毎晩6時になったら電気を付ける、といった自動設定ができます。
トリガー条件はいろいろ選べます。今回は見守りサービス的に利用したいので、「到着」を選択します。
秋葉原駅が最寄りなので、その情報を家族と共有したいとします。
まず、オートメーションに名前を適当に設定します。
nature remo > 下部メニュー > オートメーション > + > 名前「秋葉原なう」
次に、トリガーとして、「到着」を選択。
オートメーションの編集 > トリガーを選ぶ > 「到着」> 地図から秋葉原駅を選び50~100mスケールまで拡大 > 保存
そして、家電操作として、適当な操作を選択。
今のバージョン(2020/06/28)では、オートメーションには何かしらの操作が必要なので、操作されても問題ないものを選択します。私は、使っていない家電をダミーで設定しています。
オートメーションの編集 > 家電操作 > 扇風機など > リズム > 保存
通知の設定を確認。
自分のiOSデバイス
オートメーションの編集 > 通知 > ON
iOSの設定 > nature remo > 位置情報 > 常に許可
最後に、通知を送りたい家族にもnature remoをインストールし、同じアカウントでログインします。通知設定をONにします。
家族のiOSデバイス
オートメーションの編集 > 通知 > ON
実際に使ってみる
秋葉原駅に着きました。
自分に「秋葉原なう」の通知が届きます。
家族にも「秋葉原なう」の通知が届きます。
家族が駅に着いても、「秋葉原なう」の通知が届きます。
便利です。
通知の履歴が残るので、パッとみて毎日いつ帰ったのかも分かりますね。
更に同様の設定を増やせば、「退社なう」、「あと1駅なう」、「マンション前なう」、「あなたの後ろなう」とメリーさんばりに通知できます。
帰宅のタイミングがお互いにわかるので、いちいち連絡しなくても良いですね。
以上